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一九六九年

一つの物語が始まった

「真」

「真・善・美」の「真」に由来する名前
「真」とは、誠実さということ。

一人ひとりの子どもたちの"できていること"だけではなく、
まくいかないときや、思い通りにならないときにも、
丁寧に寄り添い続けること。

#02

ある日の問いかけ

入園説明会で、よくいただくご質問

「小学校に上がるまでに、何ができるようになっていると安心ですか?」
文字や数、運動、生活習慣……。もちろん、どれも大切です。

けれど、園生活で見えてくること

子どもたちを見ていると、
本当に力が試されるのは「できるかどうか」ではない場面だと感じます。

本当に力が試される場面

友だちと気持ちがぶつかったとき
・やりたかった遊びが思い通りに進まなかったとき
・一生懸命つくったものが壊れてしまったとき

こうした経験の積み重ねが、
これからの社会を生きていくうえでの土台になると、
私たちは考えています。

#03

ターニングポイント

―時代の転換点―
“正解”から“納得解”へ

学校教育

「正しい答え」があることを前提に、知識や技術を身につけ、決められた手順で問題を解決していく。安心して社会を生きるためのチカラ。

正解を知っていること
手順に沿って解決すること
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現在の社会

価値観の多様化と変化の速さの中で、状況に応じて意味を見出し、周りと折り合いながら、その場にふさわしい答えを創っていく。 

正解のない状況で前に進める
納得解を創る力
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#04

では、子どものどんな育ちが展開されるのか?

「カットフルーツの物語」

  • ごっこ遊び
  • 物語
  • 表現
  • 対話の積み重ね
  • おすすめ
「どうしてお家の果物は切ってないのに、給食では切ってあるの?」
提供されたカットフルーツを見ながら、ひとりの子供がこう問いかけました。出来事の背後にある気持ちや糸、背景に目を向ける・・・こうした経験が、「見えないものを見るチカラ」すなわち想像力を育てていきます。

見えないものを見るチカラ - 想像力

大切なのは、何が起きたかという"見える事実"だけではなく、気持ち・意図・背景という"見えないもの"に目を向けられるかどうかです。子どもたちは、効率重視の集団給食と家庭での食事という、それぞれの場の背景を想像することで、状況に意味を与える力を育んでいきます。

「ブロックをめぐる対話」

  • 交渉の原則
  • 対話的教授
  • OECD Learning Compass 2030
  • おすすめ

ある日、ブロックの取り合いが起こりました。2人の子どもの思いが、そこでぶつかります。先生はすぐに「どちらが正しいか」を決めるのではなく、子どもたちの言葉になりきらない思いも受け止めながら、少しずつ問いを立てていきます。違いをなくすのではなく、違いを抱えたまま、納得して前に進む経験。これが「折り合える力」を育む瞬間です。

何が大事だった?
どうしてそうしたかった?
どうして続けられる?
交渉の原則 - 人と問題を分ける

立場ではなく関心(本当は何を大事にしたいのか)に注目する。幼児期にこの原型を体験することが、将来の協働力、話し合い、社会の中で関係をつくっていく力になります。

対話的教授 - 協同的学びの意義 

対話は子どもの関心を引き出し、思考を刺激し、理解を深め、考えを広げる。考える力・伝える力・聴く力を育む学びの方法そのものです。

OECD Learning Compass 2030 - 共創(CO-agency)

周囲の大人・仲間・地域と共に学びをつくる力。曖昧さや不確かさへの耐性を育み、先の見えない時代を生きる力を養います。

小見出し
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「やり直しのきっかけ」

上手くいかなかった日

話し合って決めた約束が守れず、一生懸命作っていたブロックが崩れてしまいました。涙とため息のあとに、先生は問いかけます。「何が大事だった?」「次はどうすれば続けられるかな?」「誰に助けを頼もうか?」

うまくいかないことを「終わり」ではなく「やり直しのきっかけ」として受け止めるチカラ

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もう一度やってみる

失敗を経験として受け止め、再挑戦する勇気を持つこと

“違う”を試してみる

柔軟に方法を変え、新しいアプローチを考えること

「助けて」と言える

適切に支援を求め、他者と協力する力

小見出し
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Resilience - レジリエンス

立ち直る力 = 未来を生きる力

思い通りにならない出来事を、"終わり"ではなく、"やり直しのきっかけ"として受け止められること。レジリエンスは、先の見えない時代において、曖昧さや不確かさに耐えながら、何度でも前に進める力の源泉となります。

大人の役割

寄り添い、待ち、問いで支える

・急いで「正しさ」を裁かない
・子どもの思いに耳を傾ける
・「どうしてだろう」と一緒に考える
・「もう一度やってみよう」と背中を押す

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3つのチカラの統合:想像力を育む教育環境

Foundation 01
見えないものを見る

出来事の背後にある気持ち・意図・背景に目を向け、想像し、意味づける力。カットフルーツの問いに象徴される、想像力の土台。

日々の環境で育つ力

・遊びと物語の中での想像力
・表現と対話を通じた対話力
・協同的学びでの合意形成力
・主体的に選び取る力
・納得して前に進む力

Foundation 02
折り合える

違いを抱えたまま、対話し、納得して前に進む力。ブロック遊びでの対話に象徴される、合意形成の土台。

Our Belief

本園が大切にしてきた「想像力を育む教育環境」は、見えないものを見る、折り合える、立ち直るという3つの力を、日々の遊びと生活の中で丁寧に育んでいくものです。

Foundation 03
立ち直る

うまくいかないことを「終わり」ではなく「やり直しのきっかけ」として受け止める力。レジリエンスの土台。

Our Conviction

これは新しい時代だからこそ取り入れた教育方法ではありません。創立以来大切にしてきた実践が、結果として「正解のない時代」を生きる力そのものでした。

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Daily Experiences

思い通りにならない出来事を乗り越える日々

まこと幼稚園での毎日は、思い通りにならない出来事を乗り越えながら、自分なりに納得し、また一歩踏み出す経験の連続です。この積み重ねこそが、これからの社会を生きていくための確かな土台となっていきます。

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Three Foundations

日々の遊びと生活で育む3つの土台

☞ 見えないものを見る(想像し、意味づける)
☞ 折り合える(対話し、合意をつくる)
☞ 立ち直る(やり直し、前に進む)


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